ライス国務長官が、17日の外交問題評議会で「北朝鮮を信じるのは愚か者だ」と発言したという。
 筆者が一貫して主張してきたことであり、今更という感がある。
 米国内では、6者協議で、北朝鮮の核計画の検証合意が取りまとめられなかったことを受けて、北朝鮮を信用し過ぎた、との批判に対して、ライスは「信用できないから検証をしようとしているのだ」、と答えた。
 しかし、6者協議については、このプロセスは生きている、と言っているというが、6者協議では、北朝鮮がいかに信用できない国か、を検証する役割くらいしかないであろう。金正日が生きている限りは、北朝鮮の姿勢が、今後とも変らないことだけは確実だ。
 村上新八