約半年ぶりに開催された6者協議は、第二段階の検証方法、特にサンプル採取の手続きを合意書に明記する、しないの問題で、合意に位置至らず、空しく閉幕した。
 ヒルズ国務次官補は、「口頭で合意しなから、文書化書化は拒否する、とは一体どういうことか」を怒りを露わにしている。
 北朝鮮は、自国が生きていく上での生命線である、議長国中国の顔を立てて、協議には応じたものの、はじめから形だけのものにするつもりであったのだ。
 本音は、来年1月に誕生する、昔から、甘く、騙し易い民主党、特に、何も知らないで、きれいごとの、対話重視を謳っている外交素人、オバマ大統領の誕生を待って、お得意の瀬戸際外交を突きつけて「国交正常化」あたりまで持ってゆこうすることを考えているのだろう。
 北朝鮮にすれば、オバマを騙すくらいは、赤子の手をひねるくらいたやすいことだと思っているに違いないのだ。
 オバマ大統領の国務長官確実のヒラリ−さんよ、くれぐれも用心してオルブライト女史の轍を踏まないようにしなさいよ。
 村上新八