> アニメの世界の人間を2次元、
> 現実世界の人間を3次元と称して、
> 「オレ、3次元には興味無い」とか言う
> アニメ大好き人間がいるけど・・・
> 
> アニメの場合、縦と横と時間の3次元、
> 現実の場合、縦と横と奥行と時間の4次元だと
> 思うんだけどなぁ。

よい着眼点ですね。
本来は先の授業内容なのですが、それでは今日は
その問題について考慮してみましょう。

確かに、時間軸が考慮されるのであれば、
3 次元ではないかという指摘はなされるところ。

しかしここで考えていただきたい。
評価関数 f(t) という人間を仮定します。
とある時間 α においてそのアニメが好きだ、と
表明していたとして、
その連続する α+Δt においても、そのアニメが
好きだ、となるかははっきりって不定なのですよ。

わかりやすく +Δt をものすごく長く、たとえば、
1 クールなどを想定すればよい例があるでしょう。
ある評価関数が「ハルヒ神」といっていたあとで、
+Δt 後には「らき☆すた最高」となっていたり、
「アニメのできはともかくルイズいいよルイズ」
といっていた +Δt 後に「大河萌え」と悶絶して
いたりというわけなのですよ。
さらにいえば、仮に同じアニメにしても担当監督
などによってストーリーが台なしだったり、かの
ヤシガニに代表される、連続する回によってすら
作画崩れなどで評価が大幅にかわる場合もあるの
です。まあロストプラネットは通しても (以下略)

つまり、その評価を確定させるには、+Δt を極限
まで短くさせ、その時点の評価を行う必要があり、
この概念を微分といいます。
今回は f(x,y,t) なる関数において、 t について
微分を行うことから、その結果次元が 1 つ減り、
結果として「 3 次元には興味がない」という評価
となるのです。

「つまり 3 次元に興味がないという表現は、
  俺はもっと優れたアニメが次に出てきたら、
  即釣られる、釣られてやるクマーという、
  熱い漢の魂の雄叫びだったんだよ!!」

                 ほくなん % な、なんだってー