真木子です。

『黄金バット』の歌を聞きながら、キバ(エンペラー・フォーム)を思い浮か
べてしまいました。
もっとも、無口なキバが高笑いしたら、だいぶ壊れてるな〜と思っちゃいます。


第41話「ララバイ |o| 心を解き放て」
全音符?両側の棒は何だ?

○2008年。
サガの必殺技を受けたイクサ。とどめを刺そうとするビショップ。
名護を助けて逃げたのは、健吾だった。

○紅家。
「もう決めたんだ。外には出ないって」食料とかどうする気なんでしょうか。

○名護と嶋。
健吾をクビにしたのは、その時どう対処するかで戦士としての適性を測るため
だという。結果は、「最低だな。彼には戦士としての自制心が足りない」
誰かを批評すると本人が立ち聞きしているのは、いつものパターン:-)
キバの処分を任せたいと言われ、できるなら渡を救いたいと言う名護。
「その思いは裏切られる。かつて私も苦い経験をした」
「嶋さんがそうだったからといって、私が同じ道をたどるとは限りません。そ
れが、未来の可能性というものではないんですか」

心の中で自分をバカ野郎と罵りながら歩く健吾。

○真夜を訪ねた太牙。
渡がファンガイアとして生きるという話には、真夜は納得していない様子。
で、太牙の用件の本題は、「母さんは、父さんが僕のために残してくれた、闇
のキバの力を持っているはずだよねえ。いつ僕にくれるのかな」
クイーンと結婚する時にという確認をとりつけ、式には呼んであげると言う。
「でも、顔はベールで隠しておいたほうがいい。なんせあんたは、裏切り者な
んだからね」

◇1986年。
ラモンと力に呼び出された音也、マッサージを受ける。
「・・・いろいろとお世話になったからね。これは感謝の気持ち」
その横で10000tハンマーを振りかぶる力だが・・・
「なに泣いてんだ?」
どすん。「蚊が、いた」

◇風呂に入っている音也。
無断で入ってきた次狼、背中を流してやると言う。
「言っとくがな!俺はそっちの趣味はない――」
「うるさい。素直に感謝の気持ちを受け取れ」
背中を向けた音也に、鉤爪を構えるガルル。《許せ、音也》
「たまにはいいもんだな。こうやって男同士!風呂に入るのもな」《男、同士》
「こうして裸の付き合いをすることによって、熱い!友情が生まれるんだ。わ
かるか次狼」《熱い友情・・・》
交代しようと振り向いた音也、すすり泣くガルルにびっくり。

○2008年、マル・ダムール。
渡を案じる恵、静香、名護に、方法はあるよと言い出すマスター。
「愛よ。愛」
投げキッスに、みんな逃げちゃった。

○紅家。
深央の声がして、階下に降りる渡。
「渡さんのために、一生懸命勉強したんです。食べてください」これだけ料理
が並んでたら、先に匂いで気づきそうなもんだが。
おいしいとにっこりする渡だが、いつ太牙を倒してくれるのかと言われて表情
を硬くする。
「そんな約束!・・・してません。すいません、帰ってください」

◇1986年。
音也を始末できず、夜逃げするモンスターズ。一人でも助かるようにと、道を
分かつ。
最初に捕まったのはバッシャー。
「非力な自分を呪うがいい」緑のフエッスルをキバットII世にくわえさせるダ
ーク・キバ。
「バッシャー、封印だ」個人名まで知っているのか。
彫像になって転がるバッシャー。希少種族の最後の一匹なので、殺さずに城の
飾りにすると言う。
続いてドッガも。
残るは次狼だけ。

○2008年、紅家。
外からエレキギターの音。健吾だ。名護も来た。
玄関から顔を見せる渡。
「頼む!中に入れてくれ!一生のお願いや!」やっぱり関西人やで。東京弁の
ほうが無理にいきがってた感じ。
結局二人を入れてる渡。
「話をする前に。名護さん、僕が変になったら、イクサで僕を倒してください。
僕が誰かを傷つける前に」
「・・・わかった」
今まで悪かった、と土下座する健吾。ロックの才能がないのは最初から気づい
ていた。戦士になったのも、渡を憎んだのも、自分の気持ちをごまかすためだっ
たと。
「おまえはほんまにええ奴なんや。ファンガイアの邪悪な力なんかに負けたり
せえへん!これからも人間として生きていける」
もう一度友達になろうとまで言われて、泣き笑いの渡だが、自分は中途半端な
存在だからと、あくまで拒絶。

○太牙にも同じように、一人でいなきゃいけないと言い張る渡だが。
「さあ渡、人間を捨てて僕と一緒に来るんだ。しょせん人間など家畜にすぎな
い。兄さんの言うことを聞け。そうすれば、母さんだって喜ぶ」
嫌だ!と逃げていく渡。

○深夜。
『もういいかい』真夜の声がする。応える幼い渡の声。『まあだだよ』
駆け出す渡。

◇1986年、紅家。
飛び込んできたゆりが、置きっぱなしのブラッディ・ローズを手にとる。
触らないで、と割り込む真夜。
「あたしと戦え。戦わなければ、ブラッディ・ローズを壊す!」
「あら、今日は可愛くないわね」
イクサに変身して飛びかかるゆり。仕方ないわね、と応戦するパールちゃん、
圧倒的に強い。
そして、イクサの必殺パンチはキングが止めた。
「なんだきさま!」
吹っ飛ばされて変身が解け、逃げるゆり。意外そうにキングを見上げる真夜。
「真夜!ゆりはどうした!」駆けてきた音也、イクサナックルを拾う。
「なぜ真夜に関わる。知っているんだろう?真夜はクイーンで、俺はキング」
「ああ、よーくな。そしてもうひとつ、わかったことがある」
「聞こう」
「俺は真夜に惚れている」
これまたゆりが立ち聞きしてるようで。
「人間だのファンガイアだの、そんなこと関係ない」

○『みーつけた』抱き合う母子。
「関係ないわ。人間もファンガイアも」

◇「大切なのは、魂だ。真夜は俺の音楽、魂を理解した。俺も真夜の、魂の音
楽を聞いた」

○「もう一度自分を信じなさい。自分の姿を信じなさい。そうすれば、おまえ
の音楽が聞こえてくる」

気がつくと、渡は家の外にいた。
ブラッディ・ローズが鳴りだす。

○名護、イクサに変身。クラゲを攻撃。
ビショップが出てきた。「さすがですね。決着をつけましょう」

○「キバット!」
鉄籠を壊して、みんなで出動。

○イクサ対アゲハ。
互角に近いが、イクサが燃える太陽をバックに宙返りで切りつける必殺技。追
い討ちのキックに、ビショップ逃走。
追いかけようとしたイクサ、クラゲちゃんに捕まって投げ飛ばされる。
そこに割り込んだ渡を、太牙がにらむ。
「兄さん。僕は生きてみたいんだ。人間とかファンガイアとかじゃなくて。僕
は僕として」
変身してクラゲと戦うキバに、甘やかしすぎたかとサガに変身。
「邪魔だ。消えろ」指を鳴らすと巨大サガーク円盤出現。横から見ると、ちゃ
んと顔になってるのね。
クラゲちゃんをビームの一撃で消す円盤。あ、大量発生してる。
次の狙いはキバ。でもザンバット・ソードを一振りすると、まとめて何機もや
られる。案外弱いぞ。
親玉はクラゲか火星人かという脚を生やして襲ってきたが、キバの必殺技で真っ
二つ。
こんどはサガがキバに剣を向ける・・・

◇1986年、こちらはキングと音也が対峙。
「キングの命令だ。紅音也を倒せ、真夜」
真夜は音也の背後に現れて、黙って見つめ返す。
「やはりきさま、クイーンでありながら人間を。・・・もういい。喜べ。キン
グみずからきさまを地獄へ送ってやる」
音也が先制攻撃、だが跳ね返されて吹っ飛ぶ。
「音也!音也!」駆け寄った真夜、泣いている。
その取り乱しように動揺したキング、怒りにまかせて2人を攻撃。
それを駆け込んだ次狼が受ける。「音也・・・クイーン・・・逃げろ!」
キングはダーク・キバに変身し、ガルルを封印。
「次狼!!」「やめて!音也!」
真夜を突き飛ばし、イクサに変身。激しい攻撃を駆け抜け、キングに突進!

-- 
★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★

  小路 真木子(SHOJI Makiko)   shoji@kyoto-econ.ac.jp