「綸言汗の如し」という言葉がある。天子が一旦発言したことは、後で取り消すわけにはゆかない、重みのあるものだ、と言うのが本来の意味である。
 天子でなくても、指導者たる者は、その発言に責任を持つべきだ、という意味でもある。
 しかし、我が宰相、麻生は、言うことがチャランポラン過ぎる。後で文句が出て訂正やら、言い訳やら、誤魔化しやらでおおわらわになっている。
 マンガチックも良いが、度を越している。
 言葉を択んで、当たり障りなく慎重にものを言われるのもかったるいが、麻生の場合は、しまりがなさ過ぎ、軽過ぎる。
 マンガ好きなためでもなかろうが、ご愛嬌もほどほどに願いたい。
 この人物は、畢竟、お大家育ち、遊び人、勉強嫌いの上、おっちょこちょいのふざけやに過ぎないのだ。
 このところ、自民党は、小渕総裁以降5代続いて変なのが総裁になる。余程人財不足なのであろう。
 村上新八