このところ、日本をめぐる周辺国の政権は、皆変わった。アメリカ、韓国、台湾、オ−ストラリア、ニュ−ジランド、タイなどすべて変った。
 変らないのは、金正日の北朝鮮、共産党独裁の中国とベトナム、そして軍事政権のミャンマ−くらいなものだ。
 戦後60有余年、ほんの一時期を除いて、自民党の独裁政権が続き、これと腐れ縁を益々固めている官僚主権が維持されているのだ。こんな国は、民主国家とは言えない。
 政権交代があるからこそ、政官の緊張関係が維持され、選挙という洗礼を受けないで居座れる官僚の勝手な振る舞いを防げるのだ。
 次の総選挙では、政権交代を実現して、民主主義国家として脱皮をしようではないか。 

 オバマ流に言えば、それが日本にとっての、最も好ましい「チェンジ」である。
 村上新八