出来そうなことから始めようとするオバマを評価
オバマ次期大統領は、気候変動に関する国際会議で、米国の目標として、2020年までに温暖化ガス排出量を90年水準までに削減、2060年までにさらに80%削減すると述べた。
これはオバマの言う「チェンジ」の一環であろうが、評価できる。
ブッシュは環境問題には消極的で、「2025年までに温暖化ガス輩出の伸びをゼロにする」としか言わなかったのに比べれば、大きな政策転換である。
「チェンジ」と言っても、手品みたいな方法があるわけではない。できること、出来そうなことを着実に進めていくしかない。
世界はいまや難問だらけであるが、どうこれを変えてゆこうとするのか、その正しい方向性を設定し、各国との協調を大切にしながら、着実な実施の歩みを注視してゆきたい。
それが、衰弱し切った超大国アメリカの在り方でもあるのだ。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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