年金制度設計担当官僚に対する連続テロ
18日、厚労省で年金制度の設計に関わった元事務次官夫妻が刺殺され、別の事務次官の妻がも殺されかけるという事件が相次いで発生した。
警察は、これを「テロ事件」と断定している。恐らくは、同一犯による連続テロであろう。
犯行の理由は分からないが、欠陥だらけで、多くの受給者に損害を与えた年金制度に対する「怒り」「怨み」によるものであろうと、想像される。
たとえば、年金保険料は間違いなく支払っていたにも拘らず、支給額がそれに満たず、再調査でも却下されたことを怨みに思って、凶行に及んだのかも知れない。
犯行自体は、短絡的で、卑劣極まる、断じて許せないものである。
が、日本には、「官僚のすることは善であり、組織的な行政行為に対しては責任は一切問わない」という不文律がある。そのために、重大な失敗を仕出かした官僚も、一切その責任は問われないまま、退職後もおいしい天下りコ−スを歩んで、知らぬ顔の半兵衛を決め込んでいるのだ。
官僚は、この事件を、それに対する警鐘だ、と受け取り、政治家も官僚に対する罰則制度を一考する契機とすべきではないか。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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