全世界の人民諸君に告ぐ!!

政治家も官僚も経済学者も評論家もオピニオンリーダーもみんな信じられない。
あいつらはみんな、金融機関や企業に税金を投入すれば経済や景気がよくなる、
などと言いふらしている、が、とんでもない見当違いだ。

税金を投入して喜ぶのは金融諸機関諸企業に債権を有する資本家だけ。
損をしないで済むのは被融資諸機関関連の上流人だけ。
金持ちにカネをまわしても内需拡大にはならない。

仕方のないことだが経済や景気は当分のあいだ回復することはない。
今は只、金融工学とやらで膨張した架空商品をゼンブ処分しなくてはならない。
この問題が落ち着くまではいかなる税金投入も無駄の無駄。

架空商品部門やその関連企業に従事する労働者は職を失うが仕方がない。
多くの生産現場で空前のリストラが始まるがこれも致し方がない。
失業者は荒れ地を求めるなど、できるだけ第一次産業部門へ戻れ。
それを促進するための税金投入ならこれはやむを得ない。

各国とも税金は、今後激増するであろう無職無収入家庭向けの生活保護費として
できうるかぎり国庫に温存しておかなければならない。
生活保護給のほとんど全額が消費にまわされ、大衆の消費性向が高まる。
それが健康な回復軌道への契機となる。それまでは隠忍自重すること。

以上が全世界の人々を救うための唯一単純明快な道筋である。