麻生政権でも枡添厚労相は留任となるらしい。
 枡添は、不評ふんぷんの後期高齢者医療制度について、手直しではなく、「新しい土地を探して、設計もし直して、新築する」「住むのが嫌だ、と言っている家に住まわせるわけにはゆかない」「この点については麻生さんとも意見が一致している」と建物の例を引いて、物分りのよいことを言ったのは2,3日前だ。
 その舌の根も乾かないうちに、別の自民党幹部は、「手直しだけだ。名称を変えるとか、天引きをやめる程度だ」というようなことを言っている。
 この発言に牽制されて、24日厚労相留任となった枡添は、新築には触れず、「改善」「改善」を繰り返すだけにト−ン・ダウンしてしまった。
 先の新築発言は「留任」したいがための「首つなげ作戦」に過ぎなかったのだ、と思われても仕方あるまい。
 「天引き」が悪いわけでしない。天引きされる額が大きくなってしまったことを問題にしているのだ。天引きでも銀行口座からの自動引き落としでも同じことなのだ。
 名称変更だけでも、莫大なカネが掛かるのだ。
 こういう下らないことばかりやられるのは、もううんざりである。
 早く、民主党に政権を渡したほうがよい。
 村上新八