金正日が脳梗塞で倒れ、痙攣を起こし、麻痺も進んでいるという情報がある。これはどうやら、本当らしい。
 今のところ生命の危険はないが、独裁指導者として仕事は無理だろう、ということである。
 金正日は、外見も腹が突き出た「メタボ型」だから、その可能性は十分あるであろう。 


 問題は、後継者も決まっていないし、実力ニ番手もいない北朝鮮で、誰が統治を引き継ぐのか、である。
 金正日には息子が三人いる。みな成人しているが、後継者として決められた者はいない。
 三人の跡目争いが激化して、それぞれを支持する軍が三つに分かれて、三つ巴戦になり、内乱化するという見方もあるが、それは疑問である。
 「先軍主義」て゛軍が威張っている国だから、軍の最高司令金正日の代わりは軍の最高幹部の集団指導制になることが、自然の流れのように思う。
 そうして、軍事政権になれば、暴走して核弾頭つきミサイルでもぶっ放す危険性を高まるのではなかろうか。それが一番心配である。
 村上新八