前回の「郵政民営化国民投票的総選挙」で国民が面白がって自民党に2/3の議席を与える結果になった責任の半分は、小泉の策略にまんまと乗せられて、面白おかしくはしゃぎすぎたマスコミにある。
 今回の自民党総裁選もその気配がみられる。乱立する「竹の子候補」は総裁、首相を軽んじる風潮が自民党内に瀰漫しているからだ。それは、とりもなおさず、政治の軽さ、候補者としての信条、哲学のなさを示しているのだ。そこを突くのがマスコミの死命であると思う。
 それを見抜ける国民は少ない。それにはお構いなしに、マスコミが候補乱立のどんちゃん騒ぎだけを面白、おかしく囃し立てて、国民の関心をまたおかしな方向に煽るのだけは辞めてもらいたい。
 村上新八