昭和天皇のA級戦犯合祀に対する不快感を表すものが明らかにされている。
 A級戦犯が合祀された事によって、靖国参拝を取り止められた事が明らかになると、疑問に思う事が発生する。
 確かに、天皇の国事行為は現憲法では禁止されている。
 靖国神社への合祀は厚生省と神社の意志で行われた。

 さて、靖国神社は誰が誰の為に作った神社だったのだろう。
 陛下の赤子として戦い、戦死された人々は、自分達が陛下から見放されるとは想像も出来なかっただろうし、その原因を役人と神社の考えだけで作られるとも考えてはいなかっただろう。

 明治天皇が設けられた神社故、靖国神社のあり方は時の天皇の意思を反映出来る運営が好ましいのではなかっただろうか?
 合祀そのものが国事行為とは思わないが、意思を表明される事を遠慮された結果、或いは誰もがお考えを伺う事無く行った結果として現在があるとすれば、大いなる問題と言える。

 少なくとも国民の誰もが、わだかまり無く参拝出来る様になって欲しい。 因みに私自身は戦死された方、戦犯とされた方も等しく戦争行為で亡くなられたと理解しており、そもそも戦犯と言う事は戦勝国側の理屈であって、日本国の法令に照らして処罰の対象となっていない限り戦犯は存在しないと考えています。
 戦死された方や施設を政治の道具とし、国際問題の火種とする現状は速やかに解消されるべきではないでしょうか。