総務省は25日、消費者物価が前年同月比で1.9%上昇した、と発表した。
 ス−パ−での買い物をしている感覚では、いちいち物品毎に値上り額や比率をチェックしているわけでははないが、レジでの総額での感覚では、2000くらいだと思っていると、3000円近くになっていたり、どうも1.9%程度の値上りではない感じなのだ。
 この消費者物価、は生鮮食料は除いており、十何年かに一回しか買わないような、テレビやパソコン、自動車などの耐久消費財ま含まれて、いるようである。
 このような対象品目について、購入額構成比を算定して、加重計算で値上り比率を計算しているのであろうが、その対象品目と構成比に問題があるのではないか、と思うのだ。
 消費者の物価騰貴感覚と合わないのはそのためであろう。
 日用品類、耐久消費財などの区分別に消費者物価を算定したら、もっと、消費者の購買時の感覚に合った数値が出るのではなかろうか。
 総務庁、あるいは新設される消費者庁の一考を望みたい。
 村上新八