21日ASEAN外相会議は共同声明で、ミャンマ−軍事政権に対して「アウンサン・ス−チ−」の開放を求める」共同声明を採択した。
 03年以来、インドネシアなどは、この問題に言及してきたが、「内政干渉」だとの大勢意見にかき消されてきたのである。
 今回の声明採択は、議長国シンガポ−ルの采配やインドネシア、フィリッピンの強力な後押しで実現したものであろう。
 1988年に国民民主同盟(NLD)の代表となり、翌年の総選挙で大勝したにも拘わらず、軍事政権によって無視され、20年近く自宅軟禁状態に置かれ、今年の軍事政権新憲法のインチキ国民投票で、ス−チ−は立候補権まで奪われる、という民衆無視の超独裁軍事政権がASEANの一員にいること自体、鬱陶しく、恥ずかしい限りなのだ。 ASEANの独裁政権非難、ス−チ−開放要求は遅きに失したと言える。 ガス田欲しさに軍事政権の後ろ盾になっている中国も厳しく反省すべきである。 村上新八