今日の朝日新聞朝刊の一面に「ガソリン170円時代に突入」の字が躍っている。「時代」というと、それで高止まりする期間が続くような感じだが、そうはゆかないだろう。更にじわじわと上がってゆくのだろう。
 だから、「時代」ではなく、「170円域に突入」と言うべきであろう。
 いずれ200円になるだろう。これはコストが上がっているからではない。170円のうち70円くらいは、投機で押し上げているのだ。
 その投機の元凶はオイルマネ−であり、ファンドマネ−だ。それはガソリンばかりでなく、食糧にも及んでいるのだ。
 こなんことが続けば世界は大変なことになる。国際的に手を打つことが必要であろう。 

 昨年のドイツのサミットの際にも、メルケルドイツ首相がファンド規制を提案したが、ブッシュの反対で引っ込めたという事実がある。
 この夏の洞爺湖サミットでは是非この、石油資源のない日独伊三国の共同提案で、「投機規制問題」をとり上げてもらい、実効ある対策を採るようにすべきである。
 村上新八