災害報道にみるミャンマ−と中国の異同点
ミャンマ−を襲ったサイクロンと中国四川省の大地震、いずれも大天災だが、これに対する両国政府の対外姿勢には異同点がある。
まず、第一の相違点は、情報の対外的なオ−プン度である。
・ミャンマ−・・外国メディアをシャットアウトした
・中国・・1976年の唐山地震のときと異なり、オ−プンであった
これは、政府の災害対処の自信の有無の違いが影響したものであろう。
自信のないミャンマ−は隠そうとする気持が強かったのであろう。それは国力の違いを示すものとも言える
第二は、外国への救援要請の相違点だ。
・ミャンマ−・・カネ、物資以外の人的支援は頑なに拒否した
・中国・・すべての面で救援を要請し、受け入れを迅速に表明した
ミャンマ−は、政府の救援のお粗末さを外国人に見られたくなかったのであろう。中国は、自身の救援力という点でも自信を持っていたのだと思う。
次に両国で同じ点は、人災、政治的側面の隠蔽と言う点である。
・ミャンマ−・・救援の段階から復興段階であるとして、帰る家も崩壊してしまっている避難民を避難所から追い出し始めている。
・中国・・学校崩壊の耐震設計や手抜き工事監理に関する責任や核施設崩壊による放射性物質喪失責任などの人災面を秘匿しようとしている
これらは、両国とも独裁政権だから、政治責任になることは隠匿したり、回避したりしようとする意識の表れである。
国家も個人と同様に、「見得」も「外聞」も気になるということだが、被災人民の心情への配慮を怠らないように願いたいものである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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