アメリカ民主党のアメリカ大統領指名はどうやらオバマに決まりそうな情勢である。 

 負けず嫌いな女、クリントンは、なかなかギブアップしないが、当初、大本命候補として独走が予想されていたのに、オバマに追いつき、追い抜かれて余程頭にきているためであろう。
 それはともかく、オバマは「チェンジ」の単語一本で勝ち進んできたのだが、イラクからの駐留米兵の早期撤退以外には「チェンジ」の内容がいまひとつはっきりしない。
 しかし、アメリカ発の世界的迷惑事項はすくなくとも八つある。それを「チェンジ」させることこそが、超大国アメリカのなすべき「チェンジ」であると思うのである。
 その八つのチェンジ項目は次の通りである。
1 サブプライム問題の解決
2 マネ−経済の規制
3 パレスチナ問題の解決
4 世界の物価騰貴を招いている「バイオ・エネルギ−原料として食材を使わない方向への転換
5 石油投機の規制
6 中国、ロシアとの軍拡競争の中止と軍縮
7 北朝鮮の核放棄の完全実施
8 イラク、イラン問題の解決
 これらをやってのければ、ノ−ベル平和賞はおろか、世界史に残る偉大な大統領としてオバマの名は永遠に語り継がれるであろう。
 村上新八