相変わらず、相互理解を妨害したい勢力、存在。
 それが、その古い色眼鏡を、外させないように。

"村上新八" <shinpa@cronos.ocn.ne.jp> wrote in message news:fvvsst$4l6$1@news-est.ocn.ad.jp...
>  10年ぶりに中国主席胡錦濤が「戦略的互恵」を掲げて来日している。江沢民のように高姿勢で「歴史認識」をお説教して回るような、日本国民の神経を逆撫でするような姿勢ではなく、ソフトタッチで精一杯のご愛想を振りまいている感じは好感は持たれてはいる。
>  当面の互恵とは、中国側にとっては、世界中にチベット問題を宣伝することになった北京オリンピックの成功支援の取り付けと、元高、物価高、株安で急降下しつつある中国経済発展のネタ、たとえば、省エネ、環境技術の供与を日本に求めることであろう。それは経済ペ−スでやればよい。
>  一方、日本にとっての互恵関心事は、毒入り餃子に象される対日本の食や衣の有力供給源としての安全保障と中国の経済発展による公害被害を日本に及ぼさないこと、それに、東シナ海のガス田開発問題であろう。チベットの人権問題はその次だ。
>  しかし、後者については、「しっかりやりましょう」と言うだけ、これだけでは、問題を先送りした感じだけで、先が見えないままである。しっかり解決していこうという意欲が窺えない。
>  胡錦濤のこれらの言質に食い下がって、これをしっかりフォロ−していく外交努力がついていんないと、うやむやにされてしまいかねない。
>  胡錦濤の主席としての権威が軽くなっているから、その点が心配である。今後のシャトル型の主脳交流をその歯止めとして互恵戦略を固めねばなるまい。
>  村上新八
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