北京オリンピックの聖火リレ−は中国に戻り着いたようだが、スタ−トのギリシャから、チベットに対する人権問題の抗議で大荒れであった。
 それを助長したのは、各国にいる中国人らによるリレ−沿道を埋め尽くした五星紅旗、つまり赤旗の波であったと思う。
 これは、中国を応援するために、中国大使館らが指導したものであろうが、本当なら各国の国旗をうち振るべきではなかったか。
 各国の国旗であれば、チベット支援のグル−プもそんなに息巻くこともしなかったであろう。が、赤旗の林立だから、刺激が強くなり、それだけ激しく反発したのだとも言えるからである。
 これは、完全な逆効果であり、中国の応援作戦の失敗である。
 チベット問題のPRには効果的であったとは言えるが。
 村上新八