低迷し続けてきた福田内閣支持率が、「後期高齢者医療制度」が命取りになって、その制度のスタ−トによって、支持率25%にまで急落したのである。
 この制度は2年前の小泉内閣が作ったものだが、その黒幕は厚労省の官僚だ。
 日本国憲法は国民主権を謳ってはいるが、長年の自民党政権の間に官僚主権国となってしまったのだ。
 小泉は、米国と官僚のいいなりになっていたのである。
 この小泉時代に成立した「後期高齢者医療制度」で福田が支持率を落すのは、それこそ「貧乏くじ」なのだが、福田も小泉内閣の官房長官を長く務めた男だから、小泉と同罪だ。
 この1年くらいの間に先進国も近隣国も民主主義国では、すべて政権が交代している。 

 長年、自民党独裁、官僚主権が通ってきた日本にもやっと政権交替の秋が来たのだ。 

 村上新八