19日の報道ステ−ションで、国会の委員会で、02年から04年までの5年間に道路建設予算が8兆円もオ−バ−している事実を民主党から追求された。
 これに対して冬柴国交相は、「8兆円は多過ぎる」と答弁していたが、額賀財務相は、土地買収費の見込み違いなどでそういうことも有り得る」と、雑な予算計上を自認する答弁をしていた。
 しかし、これは「雑」というレベルの問題ではなく、「実算は超過しようと構わないから、とにかく、低めにして予算だけは取っておけばよい」という最初からの企てなのだ。一種の詐欺的行為である。
 予算24億円が実算146億円と6倍以上に跳ね上がった例を含めて、実算が予算の3倍以上という道路も何十件もあるという。
 本四架橋も東京湾アクアラインもそうだが、一端予算付けされされば、もうこっちのもので、実算は超過し放題なのだ。
 昔、箱根の駕籠かきが、初めの賃料は低めにして客を乗せ、山道の途中で法外な賃料を迫るという話があったが、こんな「山賊駕籠かき」と何も変らない官僚の悪態ぶりを、今後も徹底的に暴露してもらいたい。
 村上新八