民主党への政権交代は必要です。しかし、今国会をガソリン国会と矮小化して
与野党の対立の構図を作ろうとするのは、小泉さんがかつてやった郵政国会と
勝手に矮小化して対立構図を作り上げた手法と同じで全く感心できません。

歳入の確保に関する感覚が民主党には薄い感じがします。一度取っているものを
やめちゃうと再度違う形で取ろうとすることは大きな反発を招いて導入することは
難しくなってしまうでしょう。

民主党はそこまで思いをめぐらしてこの問題には対応すべきであって安易に
世論に乗ってガソリン税を安くしちゃえ!みたいな煽りをやるのは国を危うくする
元凶に見えてしかたがありません。

この問題に関しては民主党は勇み足な感じがします。

ここは民主党は思慮分別があるってところを見せないと政権交代も遠のきます。
今の民主党の行け行けドンドンの感覚は非常に危険性があり少し自重すべきと
思います。

本当に政権交代してほしいだけに小泉手法のような真似はすべきでないことを
指摘しておきます。

将来的に見てもガソリンに依存する社会構造は良くないことは確かであって
国はなるべくガソリン依存体質から違う燃料への切り替えがしやすいように
誘導すべきであってガソリン税を安くすることはそれとは逆行することになる
ので私は反対です。

むしろガソリン代を安くしろ!とかいう感覚よりもガソリンの税金は高くしておいて
それ以外の燃料を使った車への税制を優遇するほうが長期的な戦略で見ても
良いと思います。そうすることでガソリン車を大幅に少なくしガソリン価格への
耐性を得ることができると考えます。

そういった思慮分別を民主党のような政党は発揮してほしいです。

国民は単に安くしろ!などというアジテーションに乗るほどバカじゃありません。