中国政府は軍をコントロ-ル出来ているのか
福田首相の四日間にわたる中国訪問では、胡錦濤主席、温家宝首相との会談などで相当突っ込んだ話し合いができた、と自画自賛している。
中国としては、来年夏に初めての北京オリンピックを控え、また、世界第二の温暖化ガス放出国として、省エネ、環境対策などの面で日本の協力を得たいところであろうから、それなりの厚遇はしたのであろう。
懸案の東シナ海でのガス田共同開発問題でも、来春胡錦濤主席の訪日までには解決にこぎつけよう、との話もしたようである。
しかし、その一方で、最近、当のガス田海域に中国空軍機が頻繁に飛来し、これに応じて自衛隊機の緊急発進も激増しているという。これは一体どういうことなのか。
中国政府は東シナ海のガス田問題で日本と妥協点を見つけようとしているが、中国軍は、これに反対して、あくまで大陸棚領海説にこだわっていることの意思表示とも受け取れるのである。
強大になり過ぎた中国軍を中国政府はコントロ-ルし兼ねているのではなかろうか。それが気がかりである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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