ハワイのカウアイ島沖で米軍が実験用ミサイルを打ち上げをそれを追尾して自衛隊のイ−ジス艦が迎撃ミサイルを発射、上空100キロの空域で命中させ、撃破する実験に成功した。
 この実験成功を受けて、自衛隊では、来年中にも日本海にMDミサイル装備のイ−ジス艦を4隻に増やすという。
 この実験成功で、MD技術が発展したことは分かったが、これで日本防衛のためのMDが出来たとは言い難い。
 北朝鮮は、日本に照準を合わせた「ノドン」発射台を300基も設置しているのだ。。 

 これを迎え撃つイ−ジス艦は4隻、装備ミサイル数は合計32発だというから、多数発射されたら、32発では防ぎようがないのだ。
 今後MD装備と維持の費用は何兆円掛かるが分からないようだが、こんな有効性の低い防御システムにこんな莫大なカネを掛けても意味がないと思う。
 それよりも、ノドンをしのぐ北朝鮮へのミサイル攻撃体制を整備するほうがはるかに防御能力は高くなのるのではなかろうか。
 村上新八