温暖化ガス削減問題を協議しているCOP13で、「バリ・ロ−ドマップ」と称する工程表議長国案は示されたが、相変わらず先進国と開発途上国とのガス削減についての追しつけ合いが続いている。
 先進国は20年までに1900年比25−40%削減し、50年までには半減することが必要という、先のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)での認識は共有されたようだか、それを実践に移すための分担が決まらないのだ。
 これでは「猫に鈴を付ける必要だは認識されたが、それを実行する鼠がいない」とのと同じだ。
 そんなことをしているうちに温暖化はどんどん加速されているのだ。
 先進国などというからややこしくなるのだ。目的はガス排出削減なのだから、その排出防止責任はガス排出量の多い国順でに考えるのが当然である。その最高位はアメリカと中国なのだ。
 村上新八