10省庁が08年度に延長や新設を求めている租税特別措置137項目を民主党がその狙い、効果などを評価したところ、合格したはたったの12件、
で、全体の4割は不合格、5割は不十分となったという。
 参院第一党の民主党が参院で否決すれば、新設、継続にブレ−キが掛かることになるのだ。
 このなかには、省庁の説明不足もあるようだが、業界との利権がらみの官僚のばら撒きや政官業の癒着臭いものも、あるいは逆に、ほんのお印だけでそんなものでは意味がないものも少なくはないはずである。
 その手のものは徹底的に排除あるいは見直すすべきであり、民主党はその成果を大いにPRする必要がある。
 自民党独裁下では、官僚となあなあで、すいすい通ったのであろうが、ねじれのお陰でそうはゆかなくなったことを示すものである。
 「ねじれ」の効果として歓迎すべきことである。
 村上新八