日中経済対話で政冷の10年は終わるのか
日中の経済閣僚が一堂に会して貿易、投資などについて包括的に話し合う「日中ハイレベル経済対話」の初会合が北京で行なわれた。
「戦略的互恵関係」の基礎認識を踏まえて、環境、少エネ、食品の安全、知的財産保護、日本産米輸出などの基本合意が出来た。
しかし、今後の成果を占うキイポイントは、長年争点になってきた東シナ海のガス田の共同開発であろう。これについては福田総理訪中までに合意をする、という期限付きだから、期待できそうに思われるが、これは開発海域を巡っての駆け引きになるから、閣僚級の折衝でなければ無理だろう。
それはともかくとして、このような経済対話の端緒が開けたのは歓迎すべきことだ。
これを切っ掛けにして、歴史認識を巡っての江沢民の極端な対日批判と、それに油を注いだ小泉の我執、靖国参拝で、冷却しきっていた10年の空白を早急に取り戻すことを期待したい。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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