次の総選挙で民主党が負けたら小沢引退だ
小沢と福田の両党首の秘密会談による「大連合協議」と、それにプッツンした「民主党代表辞任」と、間をおかずしての「代表復帰」劇は、小沢自身が認めているように、民主党にとっては大きなな痛手であった。
衆参のねじれで、二大政党化のメリットの兆候が現れて始めていたこともプラスして、一挙に二大政党化に向かっていた国民の政治指向も水をぶっ掛けられた格好である。誠に残念至極である。
当時の小沢の頭の中には、「自民党を倒して選挙に勝つためには手段は択ばない」という考えだけが占めていたのであろう。
それが大連立を組んで政権に入って民主党の主張を通せば、国民に政権担当能力が認められて、次の総選挙で民主党が勝利する近道であると、思ったのであろう。
それが間違いの元だったのだ。そんなことをしたら、国民に、自民が主、民主が従で政権を組むのが最もよいようだ、と思わせ、二大政党の実現は遠のいてしまうことになるであろう。
今回の小沢問題は、党主がこんなに「揺らいでいる党」には任せられないという心象を与えてしまったであろう。残念である。
自民主導で都合のよいときに仕掛けてくるであろう次の総選挙で、民主党が負けたら、その時は小沢が政界を引退することになるであろう。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735