電王 #37
真木子です。
先日、法学の講義をやっている教室から、さかんに「契約」という言葉が
聞こえてくるので、気になってしょうがなかった(^^;
でも今回は、普通の契約者は出てきません。
第37話「俺、そういう顔してるだろ?」
ラテ欄の「敵は駅長!?」は、違うと思う。
鉄パイプを持って、夕暮れの河原にやってきたM良太郎。
「おい良太郎、電車斬りはねえだろ、電車斬りは。かっこ悪いんだよ」
『俺の必殺技パートなんとか、よりは、いいと思うけど』どっちもどっちです。
モモタロスが剣の振るいかたを実演した後、良太郎から抜ける。
「俺が憑いてなくても、これくらいはできなきゃな」
それを聞いて、過去で憑けなくなったことにまた疑問を示しつつ、
僕たちだって変わるんだろうなと、なんだか達観して特訓。
デンライナーの食堂車にも、閉店時間があるらしい。時間の中を移動してる
のに、意味があるのかしらん。
明かりを消されても、ここにいると言って絵を描いているリュウタロス。
「ダメですよ、ちゃんと寝なくちゃ」
「寝ると、もっとうるさいし」ここじゃないなら、いつもはどこで寝てるの?
そこにコハナちゃんが駆け込んできた。キンタロスが風呂の底を踏み抜いて、
ウラタロスが流れてしまったという。
驚いて助けに・・・ではなく、見物に行くナオミちゃん。
1人残ったリュウタロス、頭の中の声に文句。ついにはクレヨンをへし折って
怒鳴る。
「黙っててよ! 僕、やらないからね。良太郎やっつけるのって、なんか・・・
つまんないよ。もういちど命令したら、僕怒るよ。いい?」
日めくりのようなページを、パラパラとめくって笑う若い男。
「怒るよ、だってさ。アレが。怒ってんのは俺のほうだよな〜。たぶん。うん。
めちゃめちゃ怒ってる気がする。俺、怒った顔してるだろ?」
笑顔で聞かれたレオイマジン、無言で首を振る。
「そっか。けどもう、アレいらないな。あとアレも邪魔すぎる。そろそろ
ほんとに片付けないと間に合わないし。おまえら、役に立たなさすぎ!」
怒鳴られて、頭上の黄色い光の群れが揺らぐ。
ライオンが吠えると、隣に金色のゼクトルーパー(違)が3匹降り立った。
レオソルジャーというんだそうで。ついにザコ戦闘員の登場か。
みんなが戻ってきた。
「大丈夫? 良かったよ、見つかって」流されたらどこに行くんだ?
ぐったりしたウラタロス、「流されるとかさ〜、僕、そういうお笑い系じゃ
ないし。先輩ならともかく」
「なんだとぉ? 亀が流されなくて、誰が流されんだよ」
「あんたぴったりじゃない、桃だし」うまい(^o^)
モモタロスとコハナちゃん、掴み合い。第2話の再現か。
そこでリュウタの絵が完成。愛理さんの絵だ。
「これ、お姉ちゃんにあげようかな。ね!」
良太郎と自分は一体だと考えるリュウタロスと、別々だと言うモモタロスが
対立し、険悪な雰囲気に。良太郎がとりなして、リュウタと一緒に出て行く。
「ムキになっても、しゃあないやろ。そんなすぐに、別々になるわけやなし」
こちらミルクディッパー。
「ちょっと方向を変えて、カップなんかの演出も考えてみたんだけど」
出されたカップを、まじまじと見つめる侑斗。
愛理の熱心さに、三浦と尾崎は動揺。
「まさか愛理さん、年下が好みだったとか」
次に出してきたのは、ソフトクリーム風カップ??
ふたをとって中を見た侑斗、こらえきれずに噴きだした。
2人で仲良く笑う様子を、こっそりと覗いて嬉しそうなデネブ。
それを押しのけて入ってきたのは、R良太郎。リボンで結んだ画用紙を、
大事に抱えている。が、2人の姿を見て笑みが消えた。
「おまえ、なんでいつもお姉ちゃんと!」
侑斗に詰め寄り、テーブルの上のものを床にぶちまけて、駆け出していく。
「わかるな〜、たったひとりの弟としてはねぇ」
「ばかもの! 今のが悪霊だ。愛理さん、見ましたよね」
「たしかに、今のは良太郎じゃ・・・。前に、一度・・・」
苛立つリュウタ。
「でも僕、あいつやっつけなかったよ!」
『うん、これからも、姉さんと一緒にいても――』
「やっつけなかったよ僕! もう黙っててよ!」
指を鳴らしてダンサーズを呼び寄せ、ひたすら踊りまくる。
他のイマジンたちを閉めだし、良太郎まで押さえ込んでいるリュウタロス。
「でも、侑斗に手を出さなくなったのは、成長よねぇ」
「おまえも手を出さないように成長しろよな、コハナクソ女」
コハナのデコピンで吹っ飛ぶモモ。
「ははは、ハナの強さは、大きいときと、ちょっとも変わらんなぁ」
「ハナ君は、単に子供に戻ったわけでは、ないですからね〜」
スプーンを熱心に磨いているオーナー。
姿が変わったのは、「未来の揺らぎ」らしい。
「そろそろ分岐点に到着しそうですね、未来への」
衝撃で曲がった首を直したら、モモの顔が後ろ向き・・・
喝采を浴びて踊るR良太郎の前に現れた、例の青年。
指を鳴らすと、“いーじゃんスゲーじゃん”の曲調が変わった。
それぞれの曲をバックに、青年とR良太郎のダンスバトル。
「おまえ面白いねぇ」
「おまえも面白いって気がする。俺、そういう顔してるだろ? リュウタロス」
2人きりになって、青年を問い詰めるR良太郎。
「カイだよカイ。あれ? 名前言ってなかったっけなぁ。どうだったっけなぁ」
「そっか。うるさいの、おまえだったんだ」
一瞬画面を横切る闇?
電王に変身して銃を向けると、ライオン男が割り込んだ。
逃げるライオンを追うと、カイが先回り。
「話聞けよ、面白いから」
「聞きたくない。良太郎はやらないって言ったでしょ」
「なんで?」
「だからぁ、なんか嫌になっただけ」
「裏切られちゃって、俺すっごい悲しいって気がするんだけど。そういう顔
してない?」にっこり。
「べつに」
「うん。悲しいってのはないな。でも怒ってんのは、ほんと」
呆れて変身を解いたリュウタロスに、カイはチケットを見せた。
レオイマジンの絵がついているが、日付の部分が8888と意味不明。
「野上良太郎じゃなくて、アレ・・・桜井侑斗だっけか? ちょっと驚かして
みるってのはどう?」
チケットを良太郎のポケットにすべりこませる。
侑斗はゼロライナーでお食事中。
そこにデネブが飛び込んできて、無理やりデッキに引きずり出す。
「おい、まだ魚が残ってんだよ」良い子のみんなも、魚を食べてるかな:-)
「ほら侑斗、大きな駅みたいなのが」
そこにデンライナーが入っていくのを見て、ゼロライナーも追う。
「オーナー。あれが、分岐点ですか?」新しいオモチャです:-p
「いいえ! 分岐点の近くに、必ず現れる、ターミナルです」
オーナーを先頭に、降車する一同。
リュウタロスは良太郎に憑いたまま、不機嫌な顔で残った。
みんな驚嘆しているが、こんな感じのホームは最近なら結構ありそう。
出迎えた白い制服の人物は・・・
「やあ、駅長」重々しく挨拶するオーナー。
「どうも〜」かる〜く応える同じ顔。
まさか、時の列車の関係者には、同じ顔がいっぱい?
ずらっと並んだら不気味だろうな・・・
ゼロライナーも入ってきた。
食材を搬入するナオミちゃん。デンライナーでも鮮魚なんて使うのね。
「赤い魚」という注文の仕方はどうかと思うけど。
その背後で、ライオン男の合図に立ち上がるR良太郎。
やはり驚嘆するゼロライナー組の背後を、R良太郎が駆け抜けていった。
ゼロライナーのコックピットのバイクに、例のチケットを入れたパスをセット。
電光がはしる。
「おい、なにしてんだ!」
パスが抜けない。そのまま逃げるR良太郎。
ホームで捕まったが、そのときゼロライナーが勝手に走り出した。
デンライナーの線路に入り込んで連結、一緒に動き出す。
茫然としたR良太郎、また逃げる。
デンライナー組も異常事態に気づいた。
だが、レオソルジャーが行く手をさえぎる。
やる気満々で身構えるコハナちゃんは、キンタロスが優しく追い払い、3対3。
イマジンたちが電王にならずに戦う珍しい図。劇場版の武器は使わないの?
この駅って、表示がギリシャ文字なのね。
R良太郎に襲い掛かるライオン男。烏丸所長:-)のシブ〜い声で、
「これでゼロライナーもデンライナーも、時の中を暴走し続けるわけだ。
壊れるか、どこかに激突するまでなぁ。そして・・・」
ベルトを装着するR良太郎。だが、パスがない。
「おまえも変身できない!」
ピンチを救ったのはゼロノス。
「妙なこと仕掛けたのは、おまえか!」
「さあな」
途方にくれて戦いを見ていたR良太郎、笑い声に見上げると、カイがいた。
「ゼロライナーだけって言ったのに!」
「そうだっけ。でも邪魔なのは、アレだけじゃないからさ」
「おまえ!」
「あ、あとこれも言ってなかったねぇ。おまえ、もういらないからさ。消すよ」
また一瞬画面が翳る?
ナオミちゃんだけを乗せて、暴走するデンライナー・・・
カイとリュウタロス、言動は似てるけど、カイはどこかズレてるというか、
ねじれてる。リュウタは、無邪気な残酷さはあっても、基本的に素直ですよね。
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★☆★ この世に正義がある限り、悪もなくなることはない:-) ★☆★
小路 真木子(SHOJI Makiko) shoji@kyoto-econ.ac.jp
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