北朝鮮の思うつぼにはいりつつある6者協議
6者協議では、寧辺の核開発施設3箇所の無能力化と開発計画の申告を年内に行なう趣旨の合意文書案を議長国中国が作成し、本国との協議を行なうために2日間の休会に入った。
この合意文書案は、議長国中国がその面子上、やや強引に作成、提示した感がある。
当初は寧辺の核施設の無能力化は5箇所だったと記憶しているがこれが゛3箇所になり、ウラン濃縮も北朝鮮が認めるのかどうか不透明、施設再開の可能期間という奇妙な問題もある。
成果を急ぐアメリカの足元を見透かして、核施設の無能力化は小出しにして、エネルギ−や食糧、テロ支援国家指定の解除など要求とかの同時履行を求める、というのが北朝鮮の作戦なのだ。こうして拉致問題は置き去りにされるのであろう。
もし、そうなれば、日本は6者協議から離脱して、日朝正常化も永久凍結するくらいの毅然たる態度で臨むべきであろう。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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