政治資金支出領収書で機密は分からない
自民党は参院惨敗で慌てて、一円から政治資金領収証を付けることを検討しはじめたが、これには福田をはじめ、党内に異論が多いようだ。
政治家の活動を領収書という形ですべて明らかにすることは、政治活動の機密を洗いざらい出すことになるからまずい、という理由だ。
しかし、これはおかしい。領収書には、あて先、日付、金額、対価の内容。受領者しか書かれていない。誰と食事したとか、会合者の人名などは書かれてはいないのだ。
だから、政治活動の機密などが領収書から分かるというものではない。
福田の言うように、第三者機関がチェックして問題がなければ、公表しない、というのも、この第三者機関のチェックといのものは形式化することがはっきりしているら意味なし。
また、麻生の言うように、領収書は政党交付金から支出したものだけに限定すべし、これは税金だから。というのもだめ。これでは、怪しい支出はみんな政党交付金以外とされてしまうことになるからである。
「1円から領収書を」というのは象徴的な表現だが、政治資金支出はすべて領収書を添付し、公開すべきである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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