スカイガールズ 第11話
携帯@です。
スカイガールズ第11話「4人目の少女」について雑感など。
後1話で最新話に追いつける……。
^L
●全体を通して
OPには最初から登場していたエリーゼ・フォン・ディートリッヒが、音羽達と合
流する話。
西ヨーロッパ…というか、ドイツ人。しかも六カ国語を操る天才。
面構えからも生意気そう…と思ったらね本当にそのまんまなキャラでした。
所謂ツンデレキャラ? 瑛花さんもそうなので、ツンデレが二人並ぶことに。
ただ、潜在的な能力は高そうな割にはあっさり瑛花に負けたのは意外。
潜在的能力よりは、経験を重視する本作品ならではという所でしょうか。
●全ては計算通り
瑛花「実戦でもその調子忘れないこと。グッドよ」
横須賀港。貨物船から降り立ったエリーゼの上空を通過するスカイガールズ。
デルタロックの訓練中、音羽は素早い動きを見せ、たくみを驚かせ、瑛花も音羽を
褒める。
実戦経験が功を奏したという緋月に、冬后はお前さんの計算通りと皮肉を言う。
瑛花さん、意外と褒める時は褒めますよね。
●そんなことまで数値化しなくても
可憐「今日は訓練成功率、86.9%まで行きましたね」
音羽「だってさ、あの、瑛花さんが、この、あたしを褒めたんだよ? いやー、日頃
の訓練の賜って奴? どーんと来いワーム! なーんて、エヘヘヘ…ヘヘヘヘへ」
(中略)
音羽「い、今の聞かれてたと思う?」
可憐「その確率類推で、63%ですね」
更衣室で、瑛花に褒められて音羽は嬉しそう。しかし、瑛花に声をかけられたこと
で、はしゃいでいる姿を見られたと思いしょんぼり。
訓練成功率、86.9%って、随分と半端な比率だな。そして、見られた確率が63%っ
て……、流石何でも数値化する可憐。
●この人に言っても無駄なのは判っているので
冬后「文句の一つも言ってくれた方が気が楽なんだがな」
緋月からスカイガールズが一週間後に特務艦113号、「攻龍」に配属されると説
明を受けた音羽達。
攻龍はソニックダイバー隊の移動基地で、作戦行動中は船の中で生活するというこ
と以外、目的も期間も教えてくれなかった緋月。
瑛花は冬后の様子を見て、何も言わずに引き下がる。音羽と可憐も。
瑛花はともかく、音羽も何も言わないとは、冬后の気持ちが三人には伝わっている
ということなのでしょう。
●新隊員
緋月「大佐は、エリーゼ・フォン・ディートリッヒのことはご存じですね」
瑛花達が去った後、電話でエリーゼが横須賀に到着した連絡を受けた緋月は、エ
リーゼ・フォン・ディートリッヒをソニックダイバー隊に引き取ることになったと告
げる。冬后大佐は、エリーゼのことを知っていたようで。
●お守りが一人増えた
瑛花「とにかく今は、頑張るしか無いわ」
可憐「瑛花さん」
瑛花「三人一緒に、ね」
冬后「エリーゼね…。最年少か、上手くやってくれれば良いんだが」
夜。ここから移ってしまうんだと話し合う音羽達。
今は頑張るしかない、三人一緒にねという瑛花さん。本当にあっと言う間に丸くな
っちゃいました。
その頃、自室でリールを拭きながら、エリーゼが上手くやってくれるかを冬后大佐
は心配中。
●適当というのは本来は悪い意味ではないのだけど
冬后「今日から、船での作戦を想定した、スペシャルプログラムだ。ま、適当に頑張
れや」
音羽「適当に頑張るって、どうすれば良いんだろう」
瑛花「相変わらず、やる気を無くさせる指示だけは世界一ね」
翌日から船での作戦を想定したスペシャルプログラムに移った音羽達は、適当に頑
張れという冬后の指示に呆れた様子。
適当な指示でも、ちゃんとやってくれるだろうと信頼されているということですよ、
瑛花さん。
その時、可憐の風神が未確認の飛行物体を探知。基地でもそれを探知。
大きさと速度からソニックダイバーと思われた。
謎のソニックダイバーが音羽達の近くを通過。
瑛花は、かつて破れたテストパイロットのことを思い出すが、それとも異なる機体。
ソニックダイバーを操るようになった今でも、まだトラウマになっているのか。今な
ら、どうして負けたのか判るだろうに。
●いきなり飛んで来たエリーゼ
緋月「バッハシュテルツェV1、西ヨーロッパで作られた機体です」
冬后「エリーゼか」
緋月「まさか飛んで来るとは」
冬后「直ぐに止めさせろ! あいつらには未だ何も話してねぇんだ!」
七恵「それが、完全なスタンドアローンなので…」
たくみ「こっちもやってるんですが、全くコネクト出来ないんです」
冬后「バックアップ無しで飛んでるのか。なんつう無茶を」
飛んで来たソニックダイバーはエリーゼの搭乗機、バッハシュテルツェV1。バッ
クアップ無しで飛んでいるため、地上から全くコネクト出来ない状況。
不測自体の対応は良い訓練になると、そのまま腕前を見せて貰おうという緋月、流
石です。
バッハシュテルツェV1って、何となく名前のとおりV1ロケットが元になってい
る機体なのかな。
●勝ち負けに拘る瑛花
エリーゼ「三人掛かりで勝ち?」
瑛花「な…」
エリーゼ「良いよ。そういうことにしとく。挨拶代わりの特別サービスだもん」
音羽「あ、あなた誰?」
エリーゼ「エリーゼ・フォン・ディートリッヒ」
音羽「エリーゼ?」
エリーゼ「あなた達の力強い仲間」
たくみから、詳細不明だが、敵では無いとの通信を受けた瑛花達。
また近くを通過していくV1に、瑛花は戦いを決意。
零神、風神を左右に展開させ、可憐に進路を予測。
零神が前に回り込み、あっさりとバッハシュテルツェにロックオン。
しかし、エリーゼは三人掛かりで勝ち? …と言うのだった。
王道だと三機掛かりでも勝てない…とかなるところですが、経験を積んでいる分、
瑛花達の勝利ですか。
●それぞれの抗議の仕方
瑛花「大佐は面食らったで済むかもしれませんが、一つ間違えれば命だって危険に晒
すことになったんですよ?」
可憐「先にお話を頂いていれば、それなりの対応も出来たかと思うんですが…。そも
そも、ソニックダイバー戦のデータなんて用意してませんし」
音羽「あの子、すっごい腕だったけど、年は幾つなんですか? 金髪だし、多分、外
国人でしょ? どこから来たんです?」
基地に帰投後、冬后からエリーゼのことを聞かされた音羽達は、いきなり無茶な挨
拶をしたことに対してそれぞれ抗議。
可憐の抗議は微妙にずれている上、音羽はそもそもいきなりのご挨拶を気にしてい
ないで質問攻めにしているのが可笑しい。
●1機しかない量産機
僚平「これが噂の西ヨーロッパ製って奴か」
嵐子「ワンメイクの試作機と違うて、マスプロタイプやから、フレームやモジュール
の完成度も高いで」
晴子「けど、その製造工場のあった基地は、再建に数年はかかるらしいな」
僚平「皮肉なもんだ。やっと正式モデルが出来たって言うのに、これ一機で終わっち
まうなんてな」
嵐子「ワーム、次はこの追浜を狙ってくるんやないやろか」
僚平「嵐子お前、縁起でもねぇことを言うんじゃねぇよ!」
嵐子「心配あらへん。その頃うちらは船の中やさかい」
夜。トレーラーで運び込まれてきたバッハシュテルツェV1。
横須賀においといても仕方無いと、コンテナ毎厄介払いされたということらしい。
コンテナの中には、機体だけで無く補修部品やスプレッドブースまで備え付けられ、
単独行動が可能となっていた。
エリーゼの機体、バッハシュテルツェV1は、零神他と異なり量産型の機体で取り
扱いが楽らしい。つまりは、西ヨーロッパの方がソニックダイバーの開発では先行し
ていたということか。
●意外にも語学は駄目な可憐
音羽「西ヨーロッパ基地のテストパイロットで、ドイツ人の15歳、6カ国語ぺらぺ
らの天才児、可憐ちゃんみたい」
可憐「いえ、私、言語の方はさっぱりですから。仲良くやっていけると良いんですけ
ど」
(中略)
エリーゼ「リーダーって呼んであげても良いんだけど」
音羽「呼んで…あげても?」
可憐「あ…」
エリーゼ「リーダーならやっぱりエリーゼより凄い人で無いと。三人でようやくエ
リーゼに勝てる程度じゃ、ねぇ。ちょっとリーダーって呼びにくいかも。アハ」
食堂で夕食を取りつつ、エリーゼの話をしていた音羽達。
可憐、語学は駄目だと言ってましたが、インドの大学の論文の話をしていたので、
英語位は出来そうな気がしますが。
コーヒーをサービスで出したたくみは、これから大変だねと瑛花に同情。
エリーゼが言うことを聞かなかったら、聞かせるだけという瑛花る
そこに当のエリーゼが登場。リーダーと呼んであげても良いと言うエリーゼに密か
に切れたらしいエリーゼは、「シミュレーションで良いかしら」ということで、瑛花
とエリーゼはリーダーの座を賭けて勝負することに(賭けてません)。
●オンナノコ相談室
夕子「恥ずかしがること無いわ」
七恵「でも…」
夕子「魅力だと思えば良いじゃない」
七恵「はぁ。でも、一番深刻なのは、何度買い直しても直ぐにサイズが…あ…あ
れ?」
管制塔で夕子先生に胸の大きさの悩みを相談している七恵る
魅力だと思えば良いじゃないという夕子先生は正しい。
でも、ブラのサイズが幾ら買い直しても…って、それはちょっと成長しすぎ。
その時、スプレッドブースが稼働していることに七恵は気づきます。
●モーションスリットは高いのに
音羽「瑛花さんがああなったら、誰にも止められないよ」
可憐「それで、仕方無く」
嵐子「ハハハハハハ…。ここが試験場じゃ無かったら、懲罰じゃすまん所や」
僚平「笑い事かよ!」
量産型であるバッハシュテルツェV1のシステム接続は汎用品であるためあっさり
完了。それを聞いた瑛花は、シミュレーターにデータを送れるわね、とシミュレー
ターを起動するよう要求。
一方たくみと七恵は、いなくなったエリーゼを捜していた冬后に、事態を報告。
シミュレーターを起動させた瑛花達。
一対一の勝負は全くの互角。
試験場じゃゅ無かったら懲罰じゃすまんって、要するにこの試験場は規律がグダグ
ダなんですな。
●人のことは言えない
冬后「これはだな。新人のエリーゼが、チームリーダーである一条の特別訓練を受け
ているのさ」
音羽「特別訓練?」
冬后「おやっさんにもそう話しておくよ。第一ここで止めちまったら、使い捨てで高
価なモーションスリットがもったいねーだろうが」
音羽「もったいねーって…」
冬后「まだ向こうで仕事があるんでな、桜野、後は任せた」
音羽「ま、任せたって、そりゃ無いですよ」
冬后「きつい説教が待ってっから、後で俺の所に来るように、二人に言っといてくれ
や」
音羽「ちょ、あたしがですか?」
冬后「どうせぶつかるんなら、早い方が良いしな」
(中略)
冬后「(俺も緋月のことは言えねぇか)」
何をしているんだとシミュレーターの管制室に怒鳴り込んできた冬后。
だが、冬后はシミュレーションを続行させるのだった。
どうせぶつかるなら早い方が良い。エリーゼの「挨拶」をそのまま続行させた緋月
のことは言えないと冬后は思うのだった。
●最後はアイボールセンサーが頼り
瑛花「今度は、私一人だったわよ」
エリーゼ「き、来たばかりで調子が悪かっただけ! 次は、絶対に負けないんだか
ら! フンだ!」
(中略)
音羽「わ、若いって言うか…」
可憐「ハハハ…」
瑛花「全く、先が思いやられるわ」
瑛花とエリーゼの戦いは、バッハシュテルツェの射撃を悉く回避した雷神が、ロー
ルしつつAモードに変形して急減速し上昇、太陽の中からバッハシュテルツェV1に
取り付くことで瑛花の勝利に終わる。
エリーゼにしろ音羽にしろ、潜在能力では明らかに瑛花を上回っていそうなのに、
勝利は常に経験で上回る瑛花だと言うのが本作らしいですな。
破れたエリーゼは、次は絶対に負けないと言う。
若いというか、子どもですな。
●次回予告
可憐「「攻龍への移動日が決まり、皆さん準備に大わらわです。そんな中、私が遠く
に行ってしまう前にと、兄様が基地まで訪ねに来てくれることに。次回、「さよなら
追浜」」
ついに、兄様の正体を拝めるのか……と思ったら…。
では、また。
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