安倍総理は臨時国会の冒頭の所信表明演説で、先の参院選大敗について「今回示された、国民の皆様の思いや怒りに対し、これまで充分応えきれいいなかったこと、政治と行政に対する不信を招いたことに対する深い反省の上に立って・・」と述べたにとどまり、相変わらず、具体的な反省の内容は示さなかった。
 安倍が反省すべき点を上げてみよう。
・閣僚の人選を誤ったこと
・閣僚の不祥事発覚に対して対応が遅かったこと
・ざる法を作り、それを数をたのんで強硬採決を繰り返したこと
・半年前に指摘されていたにも拘わらず、年金問題に対する対応が遅すぎたこと
・「美しい日本」「戦後レジ-ムの改革」など、空虚な美辞麗句に自酔しずぎたこと
・岸信介背後霊が強すぎること
・参院の機能を軽視してきたこと
・危機管理の手際の悪さ
 こんなところが安倍の反省点だろう。
だが、これを言うと「首相失格」となるし、言わなければ、言わないことを非難される。いずれにしても、地獄なのだ。ということは、初めから安倍は「欠陥総理」だった、といことなのだ。
 村上新八