アメリカはイランがタリバン支援をしていると攻撃しているなかで、イランのアフマディネジャド大統領がアフガンを訪問してカルザイ大統領と会談したことは、アメリカの主張を否定するとともに、タリバン征伐に間接的な効果があったと思う。
 アフガンで勢いを取り戻しつつあるばかりでなく、人道支援のためにアフガンを訪れた韓国のキリスト教信徒や牧師23名を拉致、これを人質としてタリバン受刑者の釈放を求め、その交渉の埒があかないと、人質の2人を殺害するなどの暴挙をも敢行しているたタリバンである。
 このタリバンを征伐するには、武力攻撃に加えて
1住民から引き離すこと
2タリバン兵士の補充を断つこと
3資金源を断つこと
4国際的に孤立させること
が必要だが、今回のイラン大統領のアフガン訪問は少なくともこの4の一助にはなるであろう。
 村上新八