SKY GIRLS #03

携帯＠です。

スカイガールズ　第３話「飛翔」について雑感など。

●全体を通して

　これまで一人浮いていた瑛花が自分の名前を呼ぶことを許し、音羽のことも名前で
呼ぶようになるまでのお話です。作品冒頭で名字で呼び合っていたのが、あるきっか
けで名前で呼び合うようになるのは、ある意味定番のお話ではありますが、そうなる
までの展開が随分と早かったですな。
　瑛花の過去のことを知った可憐が人知れず瑛花のことを想っていて、細かいことを
考えずに友情を育むであろう音羽も含めて、ようやく三人でチームという感じになっ
て来ました。
　そして、メカ物にはお約束。整備班の皆様は今回から登場。御子神姉妹はＴＶシ
リーズのオリジナルキャラだそうで。
　遼平、出会いが最悪なのは、まさか後でフラグ立つ前触れじゃないだろうな。


●薄着のための設定

冬后「作るのに偉く金がかかる癖に、何と使い捨てって事だ。くれぐれも大事に扱う
　　　ように」
音羽「あ…そっちっすか…」
冬后「そっちが大事だろう。こいつには、他にも細かい機能があるが、説明が面倒く
　　　せぇ。マニュアルを読んでくれや」

　訓練に勉強に忙しい音羽達。今日はナノスキンに関してのお勉強。ナノスキンは、
一定の電圧をかけると活性化し、ソニックダイバーシステムと一体化することで、パ
イロットを完全防護…。更に、モーションスリットは皮膚と密着することで、ナノス
キンの効果を最大限に高めるそうで。
　あのメカデザインを合理的に（？）説明するための設定お疲れさま（笑）。

　活動限界は21分32秒で、。この手の時間制限にしては割と多め…というか、アニメ
１話分（違）？
　ホメロス効果による自壊作用のためと言い当て、褒められて「す、すみません」と
何で謝る可憐。

　モーションスリットは使い捨て。最重要な点がコストの話で、「そっちっすか」と
ずっこけていた音羽。一体何の話だと思ったんだろう。

　説明が面倒くせぇとその後の説明を放り出す冬后。それまでの説明の意味ねー。

●名前で呼ばれるのは苦手

瑛花「一条で良いわ」
音羽「え」
瑛花「名前で呼ばれるの、好きじゃないの」

　シミュレーターでの訓練のため、モーションスリットに着替えている音羽達。
　それにしても、これまでの話でモーションスリットに着替えるまでの過程がスルー
されているような…。

　音羽に名前で呼びかけられ、名字で良いわという瑛花。
　普通はそこ、名前で良いわという場面ですが逆ですね。
　前回の話だと、「お嬢さん」と呼ばれることに敏感に反応していたので、自分の名
字を呼ばれる方が嫌かと思ってましたが…。
　やはり、他の二人は民間人からのスカウトだということで、一人で壁作っている模
様。

●シミュレーターでの訓練

音羽「あれ、あれれ…。意外に、難しいな」
可憐「あ…落ちちゃう…」

　シミュレーターで訓練を始めた音羽達。音羽はいきなりひっくり返ってますが。
　可憐はもっと適性が無さそうです。
　「落ちちゃう…」というシーンでの可憐のお尻の作画が何とも。

●記憶力は凄いんです

冬后「一条。パーフェクト」
音羽「うわ。瑛花さん凄い」
瑛花「一条よ」
音羽「そっか。すみません一条さん」
冬后「園宮。９８点。お前、あんだけ悲鳴あげてて、大したもんだな」
可憐「す、数字は割と得意なので」
冬后「桜野。１５点。お前は…駄目だろ」
音羽「数字は、苦手なんです。アハハハ…」

　冬后に連れられ、遊園地跡地にやって来た音羽達。
　遊園地跡地の残った施設の一部、ジェットコースターを借り受けて、コース上に表
示されている数値を読み取るという訓練。高機動時にデータを読み取る訓練というこ
となのでしょう。そんなの意味があるのかは兎も角として。
　エースパイロットだった瑛花は完璧、そしてジェットコースターは苦手そうな可憐
は、悲鳴を上げながらもほぼ完璧に数値を読み取ったのは凄い。瞬間でも見れば、覚
えられてしまうということなんでしょうね。
　そして音羽は……ジェットコースターは平気なものの、数値を覚えることが出来な
いのでした。数値が駄目とか以前に、駄目だろ……。

　ところでこの遊園地跡地。追浜ベースの近くにある遊園地と言えば、八景島シーパ
ラダイス。
　この遊園地は、海面上にコースが出ているジェットコースター「サーフコース
ター」がありますが、本作で登場したコースターとコースレイアウトが違います。
「サーフコースター」は水平ループがやたらと多いコースターなのですが、アニメの
コースターはサーフコースターには無い垂直ループがありますな。
　メリーゴーラウンドもありますが、そこからではジェットコースターは丘に隠れて
見えなかったりします。あまり、取材はしていないのか意図的に変えたのかは判りま
せんが。
　コースター上からアクアミュージアムが見えていたりもするので、シーパラが舞台
であることには間違いなさそうですが。

●入浴シーン

可憐「そう言えば、一条さんってお風呂、何時も消灯時間直前に入っているようです
　　　けど、何処へ行ってるんでしょう」

　その後もランニングなど、ハードな（？）訓練を終えた音羽と可憐はお疲れで入浴
中。一方可憐は何故か、消灯時間直前にお風呂に入っている様子。

　ランニングの時、音羽は可憐を励ましていましたが、走る速さ、合わせていたんで
しょうね。瑛花が音羽達のことをちらりと気にしていたのが何とも。

　そして乙女の入浴シーン。今週の脱ぎ役は可憐ですか（違）。手を出してシャワー
の温度確かめたり、シャンプー出したり、妙に細かい動きです。

●努力の人

七恵「…。一条さんは、あなた方のように、軍に選抜された訳じゃありませんしね」
可憐「え…」
七恵「ご自分で志願なさったんです」
可憐「志願？」
七恵「当然一条さんは、ソニックダイバー適性試験を受けました。その結果、一条さ
　　　んの数値は、適正ギリギリだったんです」

　風呂上がり、ジュースを買おうとして物音に気づいた可憐。
　物音の正体は、瑛花がトレーニングをしている姿。
　その姿を覗いていたところを残業していた七恵に声をかけられた可憐。
　七恵から可憐は、瑛花が志願してソニックダイバーにパイロットとなったこと、適
性はぎりぎりだったことを教えられる。
　……というか、そんなプライベートな話、話しちゃって良いんだろうか＞七恵。

　一方瑛花は、自分が対戦した相手が、正式なパイロットでは無い臨時の協力者で、
もうこの基地にはいないと告げられた時のことを思い出していたる
　ぢつは、もうこの世の人じゃ無かったりしたら嫌ん。

●メカ物には整備班は付きもの

音羽「びびっと来たのは、きっと、この予感だったんだ。よろしくね」
（中略）
可憐「ご姉妹、ですか？」
晴子「双子双子、力の嵐子に技の晴子って覚えといてや。ハハハハ…」
音羽「てことは」
大戸「零神担当がこの遼平だ」
音羽「嘘…」
遼平「つー訳だ。宜しくな」
音羽「…最低…」

　いよいよ実機に搭乗しての機動シミュレーション。
　そして既にシミュレーション経験済みの瑛花は実際に飛行することに。

　搭乗する機体は瑛花が雷神、可憐が風神、そして音羽が零神。
　音羽が前回ねびびっと来た機体に乗り込むことになり、音羽は喜び機体に触れるた
ところ、機付整備員の遼平に怒られます。…が、遼平は音羽のモーションスリット姿
に見とれてグーで殴り倒されます。思っても「良い眺めだなぁ」なんて普通言いませ
ん。それと、大の男を殴り倒せるなんて、音羽は男前だ。

　冬后から整備班の紹介。整備班長の大戸。やっぱり「おやっさん」とか言われてい
るんでしょうか。機毎に専属の整備員がいるというのは、現実の軍隊っぽくて良いで
すね。しかし、人手不足を反映して、整備員も若そう。
　雷神、風神担当の御子神晴子、嵐子の双子姉妹。力の晴子に技の嵐子、それって整
備とどんな関係が……。

# この二人はＴＶ版オリジナルキャラだそうで。

　そして零神担当が遼平。オトコとの出会いが最悪…というのは、お約束。

●人によって異なる機体調整

可憐「はー。管制情報や位置データが次々と。ここまで詳細に表示されるなんて」
晴子「あんた用に組んである」
可憐「私用？」
晴子「それなりの情報処理能力が無いと、こんなデータ、ただのノイズや」

　機体に搭乗する音羽達。瑛花は当然順調。
　ゴーグル型のディスプレイに表示される情報量に驚く可憐。
　…ですが、これは情報の処理能力が高い可憐向けに情報量を増やしているというこ
とのようで。
　音羽のマシンは大した情報は出ていないに違いない。

　音羽と口げんかしつつ、遼平は音羽の数値に驚いていた。

# 七恵が言うには、MOLPの数値が異常な程高いようですが、緋月は冷静。

●初飛行

瑛花「これで、あいつと対等に」

　いよいよ瑛花の初飛行。トレーラーにカタパルト搭載して発進ですか。
　あまり、滑走路の意味が無いような。

　飛行形態のＧモードから、人型のＡモードへの変形にも成功。
　これで、あのパイロットと対等にと感じた瞬間、機体との同調が不安定になり、制
御不能に。
　邪な心があると、機体とシンクロ出来ないんだろうか。

●機体よりもパイロットの方が大事だと思うけど

緋月「パイロットを完全に切り離せば、ソニックダイバーの自律モードで、リモート
　　　コントロール出来るはずです」
七恵「で、ですが。でも、それは」
冬后「切り離す、だと。てめえ、一条を捨てようってのか！」

　コントロール不能となった雷神。
　緋月は、パイロットを切り離せばソニックダイバーの自律モードで遠隔操作出来る
という。
　……脱出装置は無いのかとか、そもそも遠隔操作するのに何故パイロットを切り離
す必要があるのかと疑問は尽きない。

　まさか……テストパイロットはぢつは機体から放り出されていたりして（違）。

●実は結構良い奴

遼平「たく、しょうがねぇな」
音羽「え、じゃあ」
遼平「出来るだけのことは、してやるよ」
音羽「ありがとう」
遼平「でも、本当に出来るのかよ」
音羽「シミュレーションで、基本操作は覚えてる。飛んで、帰って来る位は、多分」
遼平「多分じゃねぇ！　絶対帰って来い！　良いな！」

　他のダイバーが飛べればという大戸班長。
　その言葉を聞いた音羽は、遼平の手を引き零神を飛び立たせようと願う。
　その時、瑛花を切り離して機体だけ戻すという連絡が。
　音羽の目に浮かんだ涙と音羽の同調が異常に高いことから、遼平は音羽の願いを聞
くことに。

　やはりというか、乙女の涙は無敵です。それと、「絶対帰って来い！」って、遼平
は実は結構良い奴だ。

●零神、発進

音羽「と、飛んだ!?」
（中略）
冬后「すぐに戻れ！　命令だ！」
音羽「はい！　瑛花さんを助けたら、戻ります」
冬后「そうじゃねぇだろ」

　遼平の手により発進した零神。
　「飛んだ!?」って、非常事態なのに何だか嬉しそうです。
　冬后は音羽にすぐ戻るよう命令しますが、「はい！」と言いつつ、もちろん音羽は
聞く耳持ちません。

　失速寸前の雷神。瑛花も観念した頃、零神はＧモードのままで下から雷神にアプ
ローチ。零神を海面激突寸前に救出することに成功。

# 変形の仕方、まだ判っていなかったのかも。

●名前呼ぶの速っ

音羽「あ…。助かりました。瑛花さ…じゃなくて」
瑛花「はー。もう瑛花で良いわよ」
音羽「え」
瑛花「諦めるわ。貴方は物覚え悪いし」
音羽「フ…フフフ…」
瑛花「ありがとう。音羽。フフ…」

　雷神と瑛花を救出した音羽の零神。
　大戸班長は緊急着陸のため、エアマットを用意させる。
　……え？　エアマットって、トラックで引っ張ってるんですか？
　あ、そうか普通はＡモードで垂直に着陸するから、飛行機のクラッシュバリアみた
いのとは違うのか。で、音羽はＧモードのままで雷神を支えているから…。

　エアマットを飛び越しそうになる零神。しかし、音羽が最後の最後に機体を取り戻
し、無事にエアマットの上に二機は着陸。
　そして、礼を言おうとした音羽に、瑛花で良いわよと言うのでした。
　名字から名前への呼び方変更イベントですが、普通この手の話は割と先の話となる
はずなのに、１話で解決するとは早すぎです。
　今回、殆ど台詞が無くてツンツンしていた瑛花。デレになるのか早すぎです。

●次回予告

可憐「初めての休暇で、私たちは街へとやってきました。でも、兄様から貰った大切
　　　な万年筆を無くしてしまって。ど、どうしよう。兄様。次回、休日の街角」

第４話「休日の街角」

　京浜急行の1000型（新）の車内が出ていますな。横須賀中央辺りに行くのかな。

　では、また。

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