6者協議が開催された。初期段階の合意事項の履行が韓国の5万トンの重油提供開始で始められたからである。
 今回の6者協議は、第二段階履行スキ−ムの話し合いを予定しているようだが、一筋縄ではゆくまい。金正日は、レ−ムダック化したブッシュ政権の足元を見て無理難題をふっかけてくるであろうからである。
 この協議中に、日朝二国協議ができるのかどうかも分からない。
 それにしても、ならず者金正日にとって一番うまみのある「取引」は「拉致問題」を解決して日本から1兆円とも見込まれる「経済支援」を勝ち取ることだろうに、それをやらないというのはどういう理由であろうか。
 拉致者を帰さないことが1兆円以上の価値があるとも思えないのだが。その裏が知りたい。
 村上新八