今日の西武先発は若き大僧正・涌井、楽天はバス。
涌井は楽天を無得点に抑え続け、その間に、西武は3回には満塁のチャンス、4
回にも1アウト2塁のチャンスがありながら、タイムリーが出ず、苦しい展開。
そのうち今度は4回裏に山崎に31号のソロホームランを打たれ、1失点。これで
は涌井の好投も報われないと思われたが、5回に福地のタイムリーとなる3塁打
で1点、さらに相手エラーで1点と、2点をとって逆転に成功する。
しかし6回にリックのタイムリーで1点をとられ、2対2の同点。
6回、7回にもランナーは出たが、タイムリーが出ず、残塁の山。糞詰まりのよ
うな試合展開でイライラが募る。このまま好投涌井を援護できないのか、という
いらだち。
しかし、西武の攻撃は、9回に一挙に花開いた。こういう展開があるから、野球
は分からない。
9回に何と意外性の男・細川が、楽天の2番手朝井から7号となるソロホームラ
ン、さらに石井義のヒットが出て楽天は3番手福森。ところが、この福森が幸い
なことに調子が悪かった。福地の犠打のあと片岡のタイムリー2塁打で1点、つ
づいて中島のタイムリー3塁打で1点、さらにG.G.佐藤の犠牲フライで1点と、
9回一挙4得点に成功し、勝利をほぼ確実なものとした。
9回裏にも涌井があがり、4点差があれば完投と思われたが、楽天もしぶとく、
ヒットをつながれて2失点してしまう。2アウトまで行ったもののランナーは残
り、吉岡のところで涌井はグラマンに交代した。グラマンは吉岡をゴロで打ち取
り、ゲームセット。6対4で西武の勝ち。涌井も4点差があると9回には少々気
が緩んだのかな、最後はひやひやした。涌井は13勝目となり、自己新記録であ
り、ハーラー単独トップ。西口がイマイチのため、涌井は今や西武のエースの風格。
結局42勝41敗2引き分けの貯金1で前半戦を終了した。負ければ借金だったが、
勝って前半戦の最後を気分良く終えることができた。
後半戦の上位チーム追い上げに期待しよう。
がんばれ、ライオンズ!