介護事業最大手の「コムスン」に対する認可取り消し処分に続いて、英会話事業の最大手の「NOVA」が一部業務停止の処分を受けた。
 両者には共通項がある。それは、両事業とも、本来儲かるはずのない事業だから、儲からないことを覚悟の上やるべき事業なのに、無理をして儲けようとした点である。
 その結果、コムスンは介護保険料の組織的不正請求が発覚して躓き、NOVAは、ウソ広告、受講者だまし、詐欺など「違法6項目」が露見して躓く結末を迎えたのだ。
 両社が最大手に抜きん出たのも、このような不正の効果であり、その不正がばれなかった期間だけということになるのであろう。
 介護事業は、病苦や後遺症で苦しんでいる人への愛を、英会話事業では、国際交流活発化のための会話教育推進という信念と情熱を持ち合わせていない手合いは手を出すべき事業ではないということであろう。
 村上新八