元駐タイ大使の岡崎久彦など札付きの右派ばかり集めた、「集団的自衛権行使の懇談会」が今日から会議を始める。
 行使は可能という結論先にありきの懇談会だから、「屁理屈捏造談合」さながらである。
 この談合は、四つの事例ついて検討されるという。
1 米艦と自衛艦が並走していて、米艦が攻撃されたとき
2 PKOで一緒に行動している他国軍が攻撃されてとき
3 米国に向かって飛行しているミサイルを自衛隊がMDで攻撃できるか
4他国籍軍の工法支援として武器、兵員の輸送が可能か
の四つの場合である。
 しかし、これらはすべて憲法9条2項で定められている「交戦権」に抵触するから、自然権として超法規で認められている自国攻撃に該当しない場合には武力行使不可である。
 こういう個別のケ−スで屁理屈を捏造するのではなく、憲法改正によって包括的な武力行使可能な条件を規定するのが筋であると思う。
 村上新八