古寺です。

Yoshitaka Ikeda さんは書きました:
> ぢぃ <HAG03216@gmail.com> writes:

>> そうか。JRになってお役所イメージを振り払おうとお役所頭の堅物どもが捻らずともい
>> いのに妙に頭を捻った結果、何でも付けりゃいい、とゆー結果がJR各社揃って出てし
>> まったなんてことなんでしょーか。例外が新幹線?300から500になろうが700になろ
>> うが「スーパー」でも「ニュー」でもないし。
>  
> 「MAX」も似たようなものじゃないかなぁ。
> MAXはやぶさとかって微妙。
> 
> あと、100系デビュー時に「ニューひかり」とか呼ばれてた気がします。
> Westひかりは...ちょっと違うか。 

嶋田さんの「ニュー雷鳥」にぶら下げようとして、列車名でないの
でやめたのですけど、試作編成の2階建て車体に書かれていた「NS」
マークというのが、「ニュー新幹線」に由来だったかと。1〜2階間
が間延びしてるようなので、描いてみたのでしょうかね。
「ニューひかり」というのも、その流れかもしれませんね。
どうも当初の平屋12両暫定使用(当時「こだま」は12両)の印象が強
くて、実は「ひかり」に特化した車両にも見えてなかったのです。
2階建て2両を含む4両を除いた12両、10M2T編成は、国鉄のオフィシャ
ル記事では12両「こだま」(当時)に特化した高MT仕様で。「ひかり」
全代替後の「こだま」投入、ないしは玉突きでの格下げ使用を考えて
いたようなんですが。
とうとう、当初の暫定使用時のみで終わってしまいました。

車両の話になります。
その後JR化後に0系「こだま」16両復帰(2-2シート、同時でしたっけ?)。
その時点では「ひかり」「こだま」別編成だったのが、300系登場で
「ひかり」編成玉突き、以後は3種の列車で編成バラバラを収束させ
ようという流れで、100系も12M4Tで「こだま」使用されると。
私はこの時点で、「ひかり」な編成(が無理くり「こだま」使用され
てる)という印象を逆に持ちました。
100系って国鉄型の末期設計で、電動機の絶縁強化とともに定格の取
り方を見直した部類のモーター(205系なども)を使ってます。私鉄の
一部ほどではないにしろ、相対的に高速回転、小型軽量タイプで。
それで登場時のオフィシャル記事には、「こだま」の駅間距離には
10M2Tの高MTで熱的容量をクリアするって有ったんですけどね。
最後の使い切りモードでは、短寿命で引退させるは、一足早く引退
した0系「こだま」のスジを踏襲してランカーブを立てないはって
ことで、12M4T2階建て繋げたままでも支障なくなっちゃったんでしょ
うか。

#当初の高MTじゃないと「こだま」に合わないような表現も多少、
#誇張なのかなと。

現在山陽「こだま」に、短編成ってことも有って4M,6Mで使われてま
すけど、新大阪まで入って来る毎時1本スジは0系が残っていて、遅い
ダイヤのままです。その代わり、東京発の「ひかり」が各駅停車で
岡山まで入って来て、これが案外とんでもない速さです(^^;
相生〜岡山16分、1駅で対0系「こだま」スジの4分短縮の例とか。
300系統一後の東海道「こだま」より変化が大きいんじゃないでしょ
うかね。
昨今の山陽「こだま」は、0系では「あと一駅の逃げ切り」を諦めて、
手前手前で退避するので表定速度が遅く、営業停止ビュッフェが連結
されてた頃は、170km/h程度で転がっていたり、200km/hでオフ後に
160km/hまでだらだら下がる惰行運転?(空力抵抗の大きな新幹線では
本来しない)をしてるのが確認出来てました。300系「ひかり」では
腐っても「ひかり」ですし、極力逃げ切りダイヤを組んでくれたの
でしょう。対して東海道の方は全300系化の際に思ったほど変わらず、
新ATCでも東北のようにダイヤをいじらなかったので、N700系が出揃っ
てからやっと白紙改正でしょうか?
100系に戻すと、一時期山陽「こだま」が新大阪・姫路始発の2本交互
だった際に100系を後者に集中投入。100系「こだま」の方が相当に
速く走った事が有りました(相生〜岡山で17,8分だったか)。
今は岡山始発で4両中心の100系ダイヤなはずですが、退避のタイミン
グがうまくない方のパターンになるようで。停車時間が長くて、新大
阪からの0系スジパターンと、トータル所要時間がバランスしちゃっ
てます。
結局は、山陽でも0系とヒトカラゲに最後を迎えるんですかね?

そういや国鉄は、本来0系の210km/hに合わせた階段式ATCの間隔で
230km/h運転が可能なように、最初の100系X編成を設計してました
(粘着力活用のブレーキ制御)。結局、「210信号」に関しては0系で
も過剰な余裕を削れば可能だった220km/hに一度上げたきり。
260km/h目標のV編成が、トランスポンダの許可信号で230km/hを出す
に留まり、「こだま」短編成化ではこれを撤去。通常の最高速現示
で230km/h出す話は立ち消えてます。
0系210km/hからの初段制動と同じ距離に230km/hからの制動距離を
収める仕様に不具合が有ったとは思えませんけど。しかし、300系
登場時の解説記事では、160km/hあたりから上の電流値が、VVVFの
300系の方が大幅に少ない電流カーブが書かれていたので。消費電
力的に、「こだま」使用なんか(?)で無理させたくないのかも。