イラクの安定化は攻撃賛成者の全体責任
ブッシュのイラク新戦略発表後、イラクの内戦は一層激化している。これを受けて、アメリカ議会では、ブッシュ大統領の念頭教書もそっぽを向き、与党共和党からさえも、イラクへの増兵反対の意見が出る始末だ。ブッシュは完全に孤立化している。
日本でも、久間防衛大臣が、その狙いは分からないが、「イラク進攻はブッシュの誤りだ」と、ブッシュ自身も認めていることを今更ながら強調し始めている。
しかし、イラクの内戦は、なんとしてでも、これを収めることが、現在の世界の最大の課題であると思う。
米国の民主党は、イラク駐在米軍の撤退を求めるだけで、代案らしいものは、何も出してはいないが、これは無責任である。
ブッシュのイラク進攻決定の際には、次ぎの大統領選で、民主党の最有力候補と見られているヒラリ−上院議員も賛成していたのである。
イラク進攻は失敗であったことは確かであるが、こうなった以上は、米国民主党のみならず、これに賛成したすべての国は、共同責任として、イラクの内戦収束に力を合わせるべきである。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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