"Taku" <tuc@vfemail.net> wrote in message
news:20061219224208.78c665f8.tuc@vfemail.net...
> > 携帯を新しく買った。GPS機能は楽しい。
>
> 車で移動しているならともかく,人間の移動速度ではどこかしこにある
>案内版でことたりる。それとも最近は案内版が設置されていないの
> だろうか。

個人の家が最終目的地の場合、出発前に道路マップを確認しとけば、移動
距離に関係なく、GPSなど利用しなくとも、案内板だけで最終目的地のそば
まで行けます。そのあと、携帯GPS機能を使うのが、良いと思います。
相手に助けを求めるにしても、自分の位置を正確に伝えることができますし、
込み入った住宅地などでも一発で相手の家を発見できる可能性があるから
です。

僕がGPS機能は楽しいというのは、第一に、公園などで自分の位置をGPSで
確認するのが好きだからです。
「あぁー、GPS衛星が僕を見守ってくれているんだぁ」っていう感じ。
まぁ、汎神論的宗教観と申し上げましょうか、衛星も生きているというアニミ
ズム的感覚といいましょうか…。何しろ幸せを感じるからです。

第二に、ある出来事が僕を驚愕させたからです。
それは、25年ほど気になっていた番地も知らないある人物の家を携帯GPS機
能で、真夜中の三時ごろ、数分で探し当てたからです。

その人物が住む町は市でも結構大きな町で、三千所帯ほどが住んでいるようで
す。人物はその町の西部に住んでいるようなので、その町の奥の山に車を
置き、伝え聞いていた地理情報:「近くに○○の官舎がある。丘の上にある墓
場の突端にある大きな石塔が見える。朝、近所の電設会社のトラックの音がう
るさい」を元に、誰もが寝静まった狭い通路ばかりの住宅地のなかに入って行
きました。本人が言うには親戚血縁者がそこには沢山いて、同姓の家が多いと
いうことでした。

当然、懐中電灯で表札を確認しません。真夜中の三時にそんな行為をして回っ
たら、必ず、窓越しに僕を見た住人が警察に連絡するでしょう。また、ノート
型パソコンの画面を見ながらとか、住宅地図を二・三冊もって…なども行動が
ふしぜんになって、危ないです。特に年末は、年末特別警戒とかで週に一・二
回は夜の世界は警察関係者ばかりになります。パトロールカーばかりでは
なく、夜の住宅地を、男二人が仲良く歩いていたら、まず私服刑事だと
判断して構いません。市民の生活が警察によって守られていることが
実感できます。

なにしろそこの通路が狭い、一メートル五十から二メートルほど。途中、
「えっ、ここ、人の庭の中?」と困惑してしまうほどに、道と宅地の境が
不鮮明。でも、その住宅地に入って五分もかからないうちに、迷うことなく、
昔聞いたことがある特徴のある家の前に、立ちました。砂岩の塀、痩せた
まきの木。二十五年前だったら、石でも投げたことでしょう。でも僕は
良い子です、そんなことはしません。
つばを吐いて帰りました。

…という訳で、僕はGPS機能付きの携帯電話の存在を許せるわけです。
文章が、長くなって、ごめんなさいんね。

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123.あ〜い●◎∵太陽[]<>+P)==~|◇diagram×!#&ぶーんbottle☆:-tt??