銀行協会が8年ぶりに自民党への政治献金再会通知に対して、一旦受納発言をした中川幹事長の言をひっくり返して、「受納遠慮」を言明した。これは小泉張りのサプライズ・パフォ−マンスだ。
 郵政造反で除名された議員の復党問題、タウンミ−ティングでの「やらせ」や乱脈経費支出問題、本間政府税調会長のスキャンダル問題、中川昭一政調会長の核兵器発言などで、支持率急落の安倍総理が、誰かからの入れ知恵で、支持率回復を狙った「やらせ」の感が濃厚である。
 中川幹事長に、「納税をしていない企業からの政治献金は受けてはならない、というル−ルはないから」と、いう理屈で、一旦、献金受諾をさせておいて、それをひっくり返すなど、なかなかのやらせ演出である。
 国民は、銀行が未曾有の利益を上げていながら、預金金利は只同然のままであることに、強い反発を持っていることを知っているからである。
 この「やらせ」臭いパフォ−マンスで、安倍の支持率を上げるような国民なら、甘すぎると言うほかないが。
 村上新八