──取調室にて──

熟練刑事:よう,そっちの様子はどうだい。

若手刑事:あ,山さん…
     全っ然駄目っす…こいつ,口を開けば「CAFE LEST 何とか」の
     一点張りで…

容疑者O:だから,「CAFE LEST SAKURA」ですって!
     「CAFE LEST SAKURA」のストーリーじゃなければ,ぼくは何も話す
     ことなんかありませんからね!

若手刑事:──とまあ,始終こんな調子で…

容疑者O:へん,「CAFE LEST SAKURA」のストーリーすら出せないなんて,
     fj.jokesも随分と落ちぶれたもんですね。

若手刑事:何だとこの野郎!

熟練刑事:まあまあ待てや。
     ……と,よお岡本,CAFE LEST…,何だって?

容疑者O:「CAFE LEST SAKURA」ですよ! 何回言わせれば気が済むん
     ですか!

熟練刑事:そうそう,「CAFE LEST SAKURA」だったな…
     俺思うんだがよ,その「CAFE LEST SAKURA」てのはよぉ…

     言い難いんだけどな…

     「CAFE "REST" SAKURA」の間違いなんじゃねぇのか,おい?

容疑者O:あ…そ,それは…

熟練刑事:どうした,図星か? あ?

容疑者O:ぼ,ぼくは…ぼくは……うぅっ,ぐすっ……

熟練刑事:よしよし,ようやく全部話してくれる気になってくれたか。
     おいほくなん,こいつにカツ丼食わせてやれや。

若手刑事:は,了解しました!


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EHARA Jun-ichi mailto:j-ehara@pop17.odn.ne.jp