英政府は30日、1935年の地球温暖化の予測を発表した。これによると、現在のままで温暖化ガスの放出を続けると、ガス排出量は2倍となり、旱魃や海面の上昇で、2億人が難民となって、世界全体のGDPは20%落ち込むという。
 先進国の経済成長は頭打ちであろうが、中国、インド、ブラジル、ロシアの経済発展が著しいし、それに伴って周辺国の経済もかなりの速さで成長するであろうから、それらの国が経済成長に見合った温暖化ガスの排出国になるであろうから、この予測に近い状態になるのであろう。
 現在、世界第一、第二の二酸化炭素排出国であるアメリカ、中国は、京都議定書にも加盟していないように、温暖化ガスの及ぼす地球環境変化の認識はまだ低い。
 経済発展途上国の経済成長を制約することは出来ないし、省エネにもがあるのだから、せめて、車の小型化やクリ−ンなエネルギ−開発にでも賭けるしかないのであろうか。
 村上新八