曖昧からいい加減に転じた安倍の弛み
安倍は、京都市内での講演で、麻生、中川昭一の「日本核武装論議」について、国是としての「非核三原則」の堅持は謳いながらも、「日本は民主主義国で言論の自由が保障されているから、議論することは自由だ」と述べた。
一議員が云うならともかく、閣僚や与党執行部の発言なのだから、その重みも国際的な反響も違うはずであり、当然「好ましいことではない」くらいの発言があってしかるべきである。
そう云うと「閣内不一致」とかで野党が騒ぎたてるから、庇ったつもりなのであろうが、曖昧さを通り越して、だらしない、締まらない発言だ、と云わざるを得ないのである。
その一方では、数十の犯罪について謀議することさえも罰しようとする法律が立法されようとしているのだ。これは明白なダブルスタンダ−ドでもある。
こんな無定見ぶりでは、国政舵取りの先行きが心配である。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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