安倍路線では拉致問題の解決は絶対に不可能、これは
拉致問題発生直後からこの俺が主張してきたことだ。
この問題を解決するには前提がある。

① 中国を真剣にさせること。そのための日中首脳会談。
   →靖国問題はじめ歴史認識が違う。そのうえ信頼度が薄い。
     だからうまくいかない。
② 日本側に対北朝鮮国交正常化をする気があること。 
   →安倍内閣にはそのような気持ちはない。だからダメ。

安倍内閣としては、北朝鮮への制裁を強めるしかなく、
解決への展望が開けないイライラを北朝鮮非難によって癒し、
国際社会に訴え、国民運動を広げ、あたかも拉致問題に真剣に
取り組んでいるかのようなポーズをとって誤魔化すしかない。
そんな独り相撲もいつしかマンネリ化するだろう。
結局、ただの一人も帰国させることができないまま終わるだろう。
国際社会も、日朝関係を知るにつれ、北朝鮮の拉致行為よりも
かつて日本が朝鮮に対して行った残虐行為を問題にするようになるだろう。
“在日”は明らかに過去から現在に続く現在進行形だからである。

ついでに、制裁の効果は“糠に釘”でなんら効果はなく、
単に相手の反発を増すだけで、解決はますます遠のくであろう。