東京地裁の国旗、国歌判決は妥当
東京地裁は、東京都教育委の「国旗、国歌の強要と、起立、斉唱拒否者に対する処罰は違憲である」という画期的な判決を下し、原告に対する損害賠償を命じた。これは極めて妥当な判決であると思う。
国旗、国歌は国の象徴であるから、自然に浸透しており、自然に受け入れられている。これを知らぬ日本人はいない。それでよいのである。
学校の入学式や卒業式で、国旗、国歌を罰則付きで強要する必要は毛頭ないし、つっぱり年代の子どもに、それを強要するのは、反感と嫌悪の感情を植えつけるという逆効果になるだけである。
スポ−ツなどの国際試合の会場では、対戦国の国旗が掲げられ、国歌が斉唱される。その時は皆んな起立し、自国の国歌は斉唱し、他国の国歌斉唱の場合は静かに聞いているのだ。 国旗や国歌に対する敬意は決して失ってはいないのだ。それは学校の式典での強制があったからではないはずである。それで十分なのではないか。
しかし、学校の式典で国歌を斉唱するのに、立って歌ってもよいし、歌わないで座っていても良いというのはいかにもまずい。だらしないし、反抗的な感じを与える。いっそのこと、国歌斉唱などはやめるべきである。そのほうがすっきりする。
村上新八
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
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