昨日はいやな負け方をした西武、6月中旬以来同一カードの負け越しはないのだから、今日は勝つはず。
今日の先発は松坂となれば、ますます勝利の期待は高まるが、実際西武が勝利した。
オリックス先発は平野だったが、立ち上がり調子が悪かった。
2回はカブレラヒットの後、和田が併殺で倒れ、2アウトとなってから、4連続ヒットで、西武が2点を先制。2アウトからつぎつぎにヒットが出る有り様は、西武側から見れば笑いが止まらない展開だ。
さらに3回には先頭バッター片岡から、またまた4連続ヒットで、西武2点をとって、ここまで計4点。1アウトもとれないまま、平野は降板することになってしまった。西武大量点を予感させるような展開だが、その後は落ち着いた展開となり、そうはならなかった。
西武にとっては、平野の立ち上がりに4点をとったのが大きかった。その後のオリックスの継投の前に以後は点が入らなくなってしまったからだ。
逆に松坂も2点を貰った3回裏、1アウト満塁のピンチを招き、ここでガルシアにタイムリーを打たれ、2点を失う。これで4対2だから、楽勝ムードも消えてしまった。
しかしその後は松坂も快調なピッチングを取り戻し、6回までは、両者とも追加点ならず。
7回に西武はリーファーのタイムリーで1点を追加するが、その裏オリックスもヒットで出塁した日高を松坂が2度のワイルドピッチで本塁に生還させてしまうという、いやな展開。松坂に疲れが来たのか?と思わせたが、さすが松坂つぎの8回は3者連続三振でしとめた。9回も2アウトのあと、ショートゴロエラーで水口を出塁させたが、最後は三振で締めた。5対3で西武の勝ち。
ところで、この試合松坂は完投で勝利をあげ、今季通算を14勝4敗としたが、この試合で14奪三振を奪い、44試合2桁奪三振という歴代5位の記録をあげた。また、松坂と清原の対決が見物であったが、松坂は4打席4三振とすべて三振とした。ヒーローインタビューは松坂が受けた。
オリックス側では水口が、この試合で1500試合出場を達成した。
これで西武の対オリックスの成績は9勝8敗となり、1つ勝ち越した。この日、ソフトバンクも勝利したため、ゲーム差は1のまま変わらず、西武は単独首位をキープした。
西武はこの後、2日間試合がなく、土日に好調ハムとの2連戦。上位3チームが団子状態だけに落とせない試合が続くことになる。
ぜひ、勝って最後まで首位を守って欲しい。
がんばれ、ライオンズ!